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バンニングとは?意味や作業手順、負担を軽減する方法を解説

物流
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バンニングとは?意味や作業手順、負担を軽減する方法を解説

監修者プロフィール

玉橋丈児

SBフレームワークス マーケティング/広報

玉橋 丈児

物流×輸配送×テクニカルソリューションで、お客様の課題解決を目指すSBフレームワークスのマーケティング担当。テクニカルソリューション分野での実務経験を活かして、弊社のサービスや、業界の話題などを解説いたします。物流技術管理士補。

バンニングは、コンテナ輸送の安全性や効率に大きく影響する、物流現場で欠かせない作業の一つです。積み込み方法が適切でない場合、荷崩れや貨物の損傷などのトラブルにつながりかねません。

バンニングを適切に行うためには、適切な作業手順を理解しておくことが大切です。

本記事では、バンニングの作業手順や作業の負担を軽減する方法を解説します。

物流業務に関して課題を抱えている場合は、SBフレームワークスにご相談ください。30年以上にわたりソフトバンクグループの物流を支えてきた経験とノウハウにより、最適な改善策をご提案いたします。

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バンニングとは

バンニングとは、コンテナ内に貨物を積み込む作業です。具体的には、フォークリフトやハンドリフトを使って貨物をコンテナに積み込みます。形状やサイズが異なる貨物、割れやすい貨物などは、手作業で積み込むこともあります。

バンニングで積み込む貨物は、以下のようなものです。

  • パレット貨物(パレットに積載されている貨物)
  • バラ貨物(段ボールや袋に入った貨物)
  • 特殊貨物(ドラム缶、フレコンバッグ、原動機など)

バンニングは主に海上コンテナ輸送で行われますが、運用によっては鉄道・陸送のコンテナ輸送でも同様に実施されます。積み方一つで安全性や効率性が大きく変わるため、コンテナ輸送において非常に重要な作業です

バンニングが重要視されている理由

バンニングが重要視されている理由は、主に以下の4つです。

  • 貨物の荷崩れや損傷を防ぐため
  • 貨物を効率良く積み込むため
  • 貨物の品質を保持するため
  • コンテナ内の重量バランスを均等にするため

それぞれの理由について詳しく解説します。

貨物の荷崩れや損傷を防ぐため

バンニングは、貨物の荷崩れや損傷を防ぐために重要です。海上輸送中は、船舶の揺れによりコンテナ内に振動が伝わりやすく、荷崩れを起こしたり貨物同士が衝突したりする恐れがあるからです。

荷崩れや貨物同士の衝突が起こると貨物に強い衝撃が加わり、破損や変形などのトラブルにつながりかねません。

貨物を衝撃から守り、損傷・破損を防ぐには、バンニング時にコンテナ内の貨物が動かないよう確実に固定しておく必要があります。

貨物を効率良く積み込むため

バンニングは、貨物を効率良く積み込むためにも重要な作業です。コンテナの容積を無駄なく使いながら、重量制限・偏荷重を避けて積むことが求められるからです。

コンテナ輸送では、コンテナ単位で運賃が設定されているケースが多い傾向です。そのため、積付計画を最適化して積載効率(容積・重量)を高めることで、貨物一つあたりの輸送費用を抑えられます。貨物の形状や配置を考慮し、無駄なくコンテナに積み込むことが大切です。

貨物の品質を保持するため

バンニングは、貨物の品質保持の観点からも重要な作業です。コンテナの輸送中は、湿気や温度変化などにより結露が発生しやすく、品質劣化のリスクが高いからです。

バンニングには、貨物の積み込み作業だけでなく、温度・湿度管理も含まれます。貨物の品質を保持するために、コンテナ内に乾燥剤・緩衝材を入れる、貨物全体を吸水シートで覆うなど、細部まで配慮した対応が必要です。

特に、湿度や温度の影響を受けやすい食品や精密機器を輸送する場合は、徹底した品質管理が求められます。

コンテナ内の重量バランスを均等にするため

コンテナ内の重量バランスを均等にするためにも、バンニングは重要です。コンテナ内で貨物の重量が偏ると輸送中にコンテナが不安定になり、荷崩れや貨物の損傷を引き起こす可能性があるからです。場合によっては、運行の安全性にも影響をおよぼし、事故のリスクが高まります。

そのため、重い貨物を下に積んだり、コンテナの中央に配置したりするなど、重量配分を考慮してバンニングを行う必要があります。

バンニングの作業手順

バンニングは、以下の手順で行います。

  1. バンニングプラン(積付計画)の作成
  2. コンテナの準備と点検
  3. 貨物の積み込み・固定
  4. 封印・記録

それぞれの手順について解説します。

1.バンニングプラン(積付計画)の作成

まずバンニングプラン(積付計画)を作成します。バンニングプランを作成することで、貨物の積み込み手順が明確になり、現場作業の効率化や安全性の向上につながるからです

具体的には貨物の重量や形状、数量、種類をもとに、以下の内容を決めます

  • 積載順序
  • 貨物のレイアウト
  • 固定方法

上記を事前に決めておくことで、コンテナスペースを有効活用できるようになります。

2.コンテナの準備と点検

貨物の重量や形状、数量、種類にもとづき、適切なコンテナを手配します。コンテナを手配したら、以下のような問題がないかを確認します。

  • 損傷や変形箇所(穴あきなどを含む)
  • 汚れ
  • 異臭
  • 扉の開閉の不具合

点検により問題が見つかった場合は、別のコンテナを手配します。バンニング前のコンテナの準備と点検は、貨物の品質保持のために必ず実施する重要な工程です。

3.貨物の積み込み・固定

バンニングプランにもとづき、輸送する貨物をコンテナに積み込んで固定します。貨物の固定には、以下を使用します。

  • ロープ
  • チェーン
  • ラッシングベルト
  • 木材(角材)
  • ダンネージ(エアバッグなど)

円筒状の貨物を輸送する場合は、周囲に木材を組んで転がらないように積み込みます。また、コンテナ内への乾燥剤や緩衝材の差し込みや、貨物への吸水シートの被覆も同時に行います

4.封印・記録

コンテナ内に積み込んだ貨物を固定したら扉を閉め、コンテナシール(シリアルナンバーが明記されたシール)を装着して封印します。コンテナシールとは、コンテナの扉に取り付ける金属製の封印具です。一度外すと再利用できないため、貨物が目的地に到着するまでに開封されていないことの証明になります

コンテナシールでコンテナを封印後は、到着先で貨物が入っているコンテナを特定できるよう、シリアルナンバーや積載位置を記録します。

バンニングの課題

バンニングには、以下のような課題があります。

  • 作業に時間がかかる
  • 身体的負担が大きい
  • 安全管理を徹底して行う必要がある

それぞれの内容について解説します。

作業に時間がかかる

バンニングは、作業に時間がかかります。重量バランスに配慮しつつ多くの貨物を効率的に積み込めるよう、貨物を一つひとつ確認しながら作業する必要があるからです。

加えて、コンテナ内への乾燥剤や緩衝材の差し込み、積み込んだ貨物の固定などの作業も付帯するため、長時間の作業は避けられません。重量バランスに偏りがある場合やスペースに空きができたときは、配置の微調整が必要となり、作業時間が増えることもあります。

また、貨物の荷姿や作業方法によっても作業時間は変わります。たとえば、パレットに積載されている貨物であればフォークリフトで積み下ろしできますが、バラ貨物だと手作業が基本となるため、時間がかかりがちです。

このようにバンニングは工程が多く、貨物特性によって手順も変わるため、繁忙期や人手不足の局面では処理能力がボトルネックになりやすい作業です。

身体的負担が大きい

バンニングは、作業者の身体的負担が大きい作業です。重量物を持ち上げる・押す・引く動作を繰り返し行うからです。

加えて、コンテナは鉄製で密閉性が高く、内部に熱がこもりやすい構造です。そのため特に夏季は、高温環境になりやすく熱中症のリスクが高まります。

作業者の身体的負担を軽減するためには、作業の機械化や労働環境の整備が求められるでしょう。

安全管理を徹底して行う必要がある

バンニング時は、徹底した安全管理が必要になります。重量物を取り扱うことで、怪我や事故のリスクが高まるからです。

安全管理を怠ると貨物の荷崩れにより、作業者が貨物の下敷きとなったり転倒したりする恐れがあります。また、固定作業中にロープやベルトが切れた反動で負傷することもあり得ます。

不適切なバンニングによる怪我や事故を防ぐには、リスク低減措置と定期的な安全教育を行うことが大切です。具体的には、作業前の危険予知活動(KY活動)や保護具の着用、作業手順の明確化などを行う必要があります。

バンニングの負担を軽減する方法

バンニングの負担を軽減する方法として、以下の2つが挙げられます。

  • マテハン機器やロボットを導入する
  • アウトソーシングを活用する

それぞれの内容について解説します。

マテハン機器やロボットを導入する

バンニングの負担を軽減するためには、マテハン機器(マテリアルハンドリング機器)やロボットを導入するとよいでしょう。重量物を扱う工程を機械に置き換えることで、人力による運搬や持ち上げ作業が減るからです。

マテハン機器とは、荷役や運搬、仕分けなどの物流作業を効率化・省人化する機械や設備の総称です。たとえば、ローラーコンベアは、バラ貨物の積み込みの負担軽減に有効です。ローラーにより搬送抵抗が小さくなるため、コンテナの奥まで貨物をスムーズに移動できます。

パレット貨物の積み込みは、バンニングスロープを使用することで効率化につながります。バンニングスロープとは、フォークリフトでバンニングを行うための傾斜台です。バンニングスロープを使用すれば、フォークリフトがコンテナ内に進入できるようになるため、プラットホームがない倉庫でもスムーズに貨物の積み込みが可能です。

アウトソーシングを活用する

自社でバンニングをするための人員確保が難しい場合は、バンニングを含む物流作業をアウトソーシングするのも選択肢の一つです。バンニングおよびそれに付随する管理業務を自社で担う必要がなくなるため、負担を減らせます。

また、閑散期と繁忙期の変動による人員調整に対応しやすくなることから、年間を通じて安定した物流体制を維持できるでしょう。

適切なバンニングで安全性と輸送品質を確保しよう

バンニングは、貨物を安全かつ効率的に輸送するために欠かせない重要な作業です。適切なバンニングプランの作成や固定作業の実施、作業の記録・管理を徹底することで、貨物の損傷防止や品質保持につながります。

一方で、作業には多くの時間と労力が伴うため、マテハン機器の導入やアウトソーシングの活用などにより、作業の効率化や負担軽減を図ることが重要です。適切にバンニングを行い、安全性と輸送品質を確保しましょう。

バンニングを含めた物流作業に対して課題を抱えている場合は、SBフレームワークスにご相談ください。商品の入荷・保管から梱包・出荷まで、物流作業を一括して代行いたします。まずはお気軽にお問い合わせください。

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